荒木経惟が25年にわたり制作してきた映像作品。「アラキネマ」がNADiffで上映

写真家・荒木経惟が1980年代中期より約25年間にわたり制作してきた映像作品シリーズ「アラキネマ」。その中から2作品の上映会が東京・恵比寿のNADiffで行われる。会期は4月13日〜22日。

©Nobuyoshi Araki

 長年モデルを務めてきたダンサー・KaoRiによる、ネット上での告発によって大きな注目を集めている写真家・荒木経惟。その荒木が、1980年代中期より25年にわたり制作してきた映像作品「アラキネマ」シリーズが、NADiffで上映される。

 「アラキネマ」シリーズは、ライブ上映という形式で各所で発表され続けてきた映像作品。今回の上映会では、1980〜90年代に雑誌『写真時代』に掲載された作品でつくられた「青ノ時代」と、2005年の撮り下ろしで構成する「去年ノ夏」の2作品を上映。写真を薬品で脱色することで色褪せたブルーを際立たせた「青ノ時代」と、透明感のある色を写真に上塗りした「去年ノ夏」を上映することで、荒木の映像手法を探る。

編集部

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