人体彫刻を作り続ける中野浩二が、仙台で初の個展。「複製」をテーマに新たな試みを発表

人体彫刻を中心に制作する中野浩二の個展が仙台・Gallery TURNAROUNDで開催される。「複製」をテーマに多角的なアプローチを試みる。会期は2018年4月3日〜15日。

作家アトリエにて撮影 2018

 中野浩二は1977年岩手県生まれ、神奈川県を拠点に活動。おもに石膏を用いて、人体彫刻を中心に制作し、「引込線 2017」(所沢)への参加をはじめ、多くの個展やグループ展で発表を続けている。

 中野はその人体彫刻において、人間の体の構造に対して抱くイメージ、自身の日常的な動きや感覚をもとに制作してきた。17年に同ギャラリーを含む仙台と東京の7会場で開催された「本を、つくってみた」展では、感情や偶然を複製することをテーマに、複数の人体彫刻を制作・発表した。

 仙台では初の個展となる本展では、その「複製」というテーマを発展させた作品を発表。作品が持つ方向や数の連続性をもとに、人体彫刻への多角的なアプローチを試み、また、複製が持つオリジナル性についても考察する。

編集部

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