紅白梅図屏風をはじめとする国宝3件を同時公開。MOA美術館で名品展が開催

2017年2月にリニューアルオープンしたMOA美術館で紅白梅図屏風をはじめとした日本・東洋美術のコレクション展が開催される。会期は2018年1月26日〜3月13日。

尾形光琳 紅白梅図屏風 江戸時代(17世紀)

 2017年2月に現代美術家・杉本博司と建築家・榊田倫之が主宰する「新素材研究所」によってリニューアルオープンしたMOA美術館。今回は、約3500点にもおよぶ古美術コレクションから各ジャンルを代表する名品を精選し展示する。

野々村仁清 国宝 色絵藤花文茶壺 江戸時代(17世紀)

 MOA美術館のコレクションは、創立者・岡田茂吉(1873〜1955)が蒐集した日本・中国をはじめとする東洋美術を中心に構成されている。なかでも尾形光琳筆国宝《紅白梅図屏風》は、二曲一双の金地を背景に白梅と紅梅を対峙させ、図案化した梅花や水流を配し装飾的な画面をつくりあげ、光琳の最高傑作と高く評されている。

国宝 手鑑「翰墨城」 奈良〜室町時代(8〜15世紀)

 本展では、《紅白梅図屏風》をはじめ、京焼の大成者・野々村仁清作《色絵藤花文茶壺》、三大手鑑の一つとして著名な手鑑「翰墨城」の国宝3件の同時公開に加え、《樹下美人図》、《過去現在絵因果経断簡》、本阿弥光悦作《樵夫蒔絵硯箱》、《聖観世音菩薩立像》などの名品を展示する。

過去現在絵因果経断簡 8世紀

編集部

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