1958年京都市生まれのみうらじゅんは、武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。以来、イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャンなどとして幅広く活動している。また、97年に新語・流行語大賞を受賞した「マイブーム」や、「ゆるキャラ」などの言葉の生みの親であるほか、現在の「仏像ブーム」の火付け役としても知られている。
「MJ’s FES みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展 SINCE 1958」と題された本展は、2018年にみうらが還暦を迎えるのを記念して開催される、自身初の公立美術館での大規模展覧会。
幼少期から青年期に自ら編集・制作を手がけたエッセイ集、漫画、スクラップブックから、デビュー後に発表した本、CD、DVD、仏画イラスト原画までを一堂に展示。さらに、みうらが全国各地で採集してきた「土産物界のアウトロー」(通称「いやげ物」)をはじめ、おびただしい数の「マイブーム」コレクションを一挙に公開する。
また会期中には、これまでにみうらが企画・原作を務めた『アイデン&ティティ』『色即ぜねれいしょん』などの映画作品の上映や、みうらと親交の深い山田五郎、いとうせいこうとのトークショーも開催される。