「家庭」を超えた先にある女性たちの「創造的表現」。碓井ゆい評「生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った」

東京ステーションギャラリーで開催された、造形作家・宮脇綾子による個展「生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った」(2025年1月25日~3月16日)を、アーティスト・碓井ゆいがレビューする。創作アプリケの表現手法を用いて制作されてきた宮脇の作品の特徴、そしてその活動を通じて見えてくる「手芸」と「美術」、ジェンダー的構図はどのようなものか。

REVIEW

PREMIUM

占星術研究家・鏡リュウジが見たヒルマ・アフ・クリント。作家をかたちづくったスピリチュアリズムの源泉とは

スウェーデン出身の画家ヒルマ・アフ・クリント(1862〜1944)によるアジア初の大回顧展「ヒルマ・アフ・クリント展」(〜6月15日)が、東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催されている。その作品と思想について、占星術研究家の鏡リュウジと本展企画担当の三輪健仁(東京国立近代美術館美術課長)に対談で迫った。

INTERVIEW

キュレーションと公平さの狭間で。檜山真有評「(こどもの)絵が70年残ることについて」

HAPSが東京国立近代美術館主任研究員・成相肇をゲストキュレーターに招聘して開催した展覧会「キュレーションを公平フェアに拡張する vol.3 (こどもの)絵が70年残ることについて」。障害者支援施設「落穂寮」と「みずのき」に残る絵をもとに、「障害」という属性に遡る「こども」という時間軸から、評価と属性についての判断に一石を投じることを試みた本展を、BUGのキュレーター・檜山真有がレビューする。

REVIEW