マーク・ブラッドフォードが描く「歩き続ける」社会的抽象──韓国初の大規模個展からたどる、暴力・移動・連帯の記憶

ソウルのアモーレパシフィック美術館にて、マーク・ブラッドフォードの韓国初となる大規模個展「Keep Walking」が開催されている。都市の残骸を素材に抽象と社会批評を交差させてきたブラッドフォードの20年以上にわたる創作活動を、作家自身の言葉とともにたどる。

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書評:萩原弘子『展覧会の政治学と「ブラック・アート」言説──1980年代英国「ブラック・アート」運動の研究』

1980年代に「ブラック・アート」研究を始め、その領域では第一人者とも言える萩原弘子が2022年に刊行した書籍『展覧会の政治学と「ブラック・アート」言説──1980年代英国「ブラック・アート」運動の研究』の重要性を、文化研究者・山本浩貴が読み解く。

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石田徹也、ニューヨークで響いた「不安なる自己」。ガゴシアンが描く国際的評価への道

1990年代の日本社会を鋭く描き出した画家・石田徹也。その国際的評価向上の舞台裏に迫るべく、ガゴシアンのマネージング・ディレクター、ニック・シムノヴィッチと、2023年に石田のニューヨーク初個展をキュレーションしたチェチリア・アレマーニに話を聞いた。

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第32回

[ARTIST IN FOCUS]檜皮一彦:ローカル・ルールの外に出て、アートの可能性を問い続ける

身体性をテーマに、映像作品やパフォーマンス、自身も移動に用いる車椅子を素材にしたインスタレーション作品をつくり続ける檜皮一彦。横浜美術館や大阪・関西万博での展示に際して、幼少期のこと、車椅子と作品の関係、そしてアートへの思いを聞いた。