松澤宥展 Akio Nagasawa Collection

　Akio Nagasawa Gallery Ginzaでは、コンセプチュアル・アーティスト、松澤宥の生誕100年を記念した「松澤宥展 Akio Nagasawa Collection」を開催する。

　松澤は1922年生まれ。長野県諏訪郡下諏訪町出身。64年に「オブジェを消せ」の啓示を受ける。物質を介さず言葉だけで表現を行う観念芸術を始め、66年に「人類よ消滅しよう行こう行こう」という言葉をもとに、主にパフォーマンスを表現形態とした。2006年に亡くなるまで独自の創作を続け、76年のヴェネチア・ビエンナーレや17年のサンパウロ・ビエンナーレなど数々の国際展にも参加し、国内外で活躍した。

　コンセプチュアル・アートの先駆者として知られる松澤だが、個人に届けたメールアートや自らの手渡しなど、明らかにされていない作品も多い。本展は、Akio Nagasawa Galleryのコレクションから、松澤のほぼ未発表の作品で構成される。