EXHIBITIONS

小松千倫、NAZE、西太志 -シらないともだち- by FINCH ARTS

2022.02.08 - 02.27

小松千倫 Endless Summer 2021 撮影=竹久直樹

NAZE NAZE

西太志 Head series-金の舌- 2021 撮影=前端紗季

 CADAN 有楽町は、京都を拠点とするFINCH ARTSの企画展「小松千倫、NAZE、西太志 -シらないともだち-」を開催する。

 小松千倫(こまつ・かずみち)は1992年高知県生まれ。音楽家、美術家、DJ。情報環境下における身体の痕跡と記録、伝承について光や音といった媒体を用いて制作・研究している。主な展覧会に「Silent Category 沈黙のカテゴリー」(CCO、大阪、2021)、パフォーマンスに「SonarSound Tokyo 2013」(STUDIO COAST、東京、2013)、「ZEN 55」 (SALA VOL、バルセロナ、2018)などがある。

 NAZEは1989年茨城県生まれ。グラフィティカルチャーをベースに、触覚的な筆致で描かれるドローイング、スプレーやコラージュを用いたペインティングや、廃棄物を使ったオブジェ、テキスタイルワークなどの作品を手がけている。「Contact Gonzo」のメンバーとしても活動。

 西太志は1983年大阪府生まれ。2015年に京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画を修了。虚構と現実の境界や匿名性をテーマに、木炭によるドローイングから発展した絵画と、黒い陶土による陶作品や衣類に泥を塗り込み、焼成した立体作品を制作している。現在、静岡県在住。

 本展では、芸術家・音楽家としてあらゆる感覚にアプローチする小松、ストリート的な手法を用い他者のなかにある記憶を喚起するNAZE、社会的な事象に私的な想像力を重ね合わせた絵画・陶器を制作する西、3名の作品から想像力によって拡張する「友愛」の可能性に着目する。