EXHIBITIONS

「大地の芸術祭」の里 越後妻有2022冬 SNOWART

越後妻有地域 越後妻有里山現代美術館MonET、まつだい「農舞台」ほか
2022.01.29 - 03.13

メインビジュアル Photo by Nakamura Osamu

雪アート・新潟ユニット「雪アート」(イメージ) Photo by Nakamura Osamu

ソリ Photo by Nakamura Osamu

深澤孝史 こたつカー

KOSUGE1-16 Photo by Ishizuka Gentaro

イリヤ&エミリア・カバコフ 手をたずさえる塔 Photo by Nakamura Osamu

髙橋匡太 企画展「北越雪譜アドベンチャー」(越後妻有里山現代美術館 MonET)イメージ Photo by Mito Murakami

原倫太郎+原游(イラスト:原游)

 今年4月に開幕を予定している「越後妻有 大地の芸術祭 2022」の舞台、越後妻有地域で恒例となる冬のプログラム「『大地の芸術祭』の里 越後妻有 2022冬 SNOWART」がスタートする。

「越後妻有2022冬 SNOWART」では、1月29日~3月13日の期間中、雪を楽しめる企画を多数開催。雪景色とともに、見ても遊んでも楽しい「SNOWART(スノワート)」や、地元の料理を味わえる「雪見御膳」付きのツアーなど、雪国での体験が待っている。

 越後妻有里山現代美術館 MonETでは、企画展「北越雪譜アドベンチャー」(~3月13日)を開催。豪雪地の暮らしを紹介した江戸時代のベストセラー『北越雪譜』の世界をアートに変換し、美術館が、昼は雪と昔の暮らしを体感するあそび場に生まれ変わる。また夜には、光のアートでライトアップされた幻想的な世界が広がるナイトミュージアムとして開館する(土日祝のみ)。参加作家は、髙橋匡太、原倫太郎+原游、深澤孝史、KOSUGE1-16ら。

 まつだい「農舞台」フィールドミュージアムの「企画展『手をたずさえる塔』と雪あそび博覧会」(~3月6日)では、2021年12月に完成したばかりの、イリヤ&エミリア・カバコフの新作《手をたずさえる塔》を雪景色のなか公開。また、降り積もった雪を楽しむそり遊びやかまくら体験、餅焼き体験など、里山をフィールドにアートと食と農を堪能できる。

 美術館施設での企画展のほか、クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマンによる作品《最後の教室》の公開や、ジェームズ・タレルが手がけた《光の館》での宿泊も可能に。オフィシャルツアーとして、アートと食、雪国の知恵と文化が詰まった「雪見御膳」を満喫できる日帰りバスツアーも用意している。

 あたり一面が雪に覆われる越後妻有。冬のいまでしか見られない景色とアートを楽しみたい。

 なお、最新情報やツアーの詳細は公式ウェブサイトをチェックしてほしい。