EXHIBITIONS
坂本龍一+高谷史郎+YCAM
ART–ENVIRONMENT–LIFE 2021
音楽家の坂本龍一とアーティストの高谷史郎とYCAMによる展覧会「ART–ENVIRONMENT–LIFE 2021」。本展は、YCAMの開館10周年記念イベントの一環として開催された坂本龍一の展覧会「ART–ENVIRONMENT–LIFE」(2013)の展示作品3作品を一部改訂し、再度展示する。
坂本は、YCAMの開館10周年記念イベントにおいて、アーティスティックディレクターとしてイベント全体の統括を担当。その時の中心的なコンセプトは「アート」「環境」「ライフ」であり、同展はその象徴的な展覧会のひとつだった。
3つのインスタレーション作品《water state 1》と《LIFE ―fluid, invisible, inaudible... 》、そして《Forest Symphony》はいずれもアーティストの高谷史郎と共同で制作され、自然と人間社会の境界で長い時間をかけて発展してきた「庭」という文化の形式に、多くのインスピレーションを受けている。
水滴と波紋、樹々の生命活動の痕跡がもたらす揺らぎ、霧と移ろう映像、そしてそれらを包み込むサウンド。不定形で、刻々と変化する作品たちは、画一的な意味に収まることなく、鑑賞者に社会や日常生活の外にある、自然や環境のリズムや諧調へと同期していくことを促す。
本展は山口市をはじめとする山口県央連携都市圏域で催される「山口ゆめ回廊博覧会」の一環として開催。YCAMだけにとどまらず、山口駅通りにオープンしたYCAMの分館にあたるサテライトA、そして雪舟庭で知られる常栄寺の3会場で展開される。景観とともに作品を鑑賞することで、大きな時間の流れをより深く感じることができるだろう。
坂本は、YCAMの開館10周年記念イベントにおいて、アーティスティックディレクターとしてイベント全体の統括を担当。その時の中心的なコンセプトは「アート」「環境」「ライフ」であり、同展はその象徴的な展覧会のひとつだった。
3つのインスタレーション作品《water state 1》と《LIFE ―fluid, invisible, inaudible... 》、そして《Forest Symphony》はいずれもアーティストの高谷史郎と共同で制作され、自然と人間社会の境界で長い時間をかけて発展してきた「庭」という文化の形式に、多くのインスピレーションを受けている。
水滴と波紋、樹々の生命活動の痕跡がもたらす揺らぎ、霧と移ろう映像、そしてそれらを包み込むサウンド。不定形で、刻々と変化する作品たちは、画一的な意味に収まることなく、鑑賞者に社会や日常生活の外にある、自然や環境のリズムや諧調へと同期していくことを促す。
本展は山口市をはじめとする山口県央連携都市圏域で催される「山口ゆめ回廊博覧会」の一環として開催。YCAMだけにとどまらず、山口駅通りにオープンしたYCAMの分館にあたるサテライトA、そして雪舟庭で知られる常栄寺の3会場で展開される。景観とともに作品を鑑賞することで、大きな時間の流れをより深く感じることができるだろう。