EXHIBITIONS
baanai「EXPERIMENTALISM」
注目のアーティスト・baanai(バーナイ)の個展「EXPERIMENTALISM」がOIL by 美術手帖ギャラリーで開催。作家初となる油彩画をはじめ、新作を発表する。
baanaiは1977年神奈川県藤沢市生まれ。現在も同地を拠点に活動している。美術の専門教育をほとんど受けず、独学で作品制作を続けるなか、2015年、COMME des GARCONSの川久保玲にポートフォリオを送り作品が採用されたことをきっかけに、アート、ファッション業界をはじめ各界から注目を集めるようになった。現在では多数のブランドに作品が起用され、多くの個展を成功させている。
かつては周囲に才能を否定され抑圧されていたというbaanaiは、絶望的な日々のなかでも、愚直に自身のアートを追求してきたと言う。そしてファッションブランドとの仕事を機に、自分のやりたいことを主観性と客観性を持って考えながら見つけていくようになったと語る。
近年は「ARIGATOU GOZAIMASU」の文字を1年365日描き続けることで独自のスタイルを追求。様々なマテリアルや、自身で決めた描き方のルールを試しながら、キャンバスを「ARIGATOU GOZAIMASU」で埋め尽くしていくその行為は、baanaiにとって生まれ育った鵠沼(くげぬま)のサーフィン文化、影響を受けたグラフィティアーティスト、自分の経験などに応答している。同時に、自身が掲げる「継続」「革新」「実験精神」の主題が示す通り、baanaiにとってのアートの意味をたどるプロセスでもある。
日々アートのあり方を追求する精神と、油絵具という技法へのbaanaiの新たな挑戦に注目してほしい。
baanaiは1977年神奈川県藤沢市生まれ。現在も同地を拠点に活動している。美術の専門教育をほとんど受けず、独学で作品制作を続けるなか、2015年、COMME des GARCONSの川久保玲にポートフォリオを送り作品が採用されたことをきっかけに、アート、ファッション業界をはじめ各界から注目を集めるようになった。現在では多数のブランドに作品が起用され、多くの個展を成功させている。
かつては周囲に才能を否定され抑圧されていたというbaanaiは、絶望的な日々のなかでも、愚直に自身のアートを追求してきたと言う。そしてファッションブランドとの仕事を機に、自分のやりたいことを主観性と客観性を持って考えながら見つけていくようになったと語る。
近年は「ARIGATOU GOZAIMASU」の文字を1年365日描き続けることで独自のスタイルを追求。様々なマテリアルや、自身で決めた描き方のルールを試しながら、キャンバスを「ARIGATOU GOZAIMASU」で埋め尽くしていくその行為は、baanaiにとって生まれ育った鵠沼(くげぬま)のサーフィン文化、影響を受けたグラフィティアーティスト、自分の経験などに応答している。同時に、自身が掲げる「継続」「革新」「実験精神」の主題が示す通り、baanaiにとってのアートの意味をたどるプロセスでもある。
日々アートのあり方を追求する精神と、油絵具という技法へのbaanaiの新たな挑戦に注目してほしい。