EXHIBITIONS

マン・レイと女性たち

マン・レイ アングルのヴァイオリン 1924 ゼラチン・シルバー・プリント(後刷) 個人蔵
Photo Marc Domage, Courtesy Association Internationale Man Ray , Paris / ©︎ MAN RAY 2015 TRUST / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 G2374

マン・レイ カメラをもつセルフポートレート(ソラリゼーション) 1932-35頃
ゼラチン・シルバー・プリント(ヴィンテージ) 個人蔵
Courtesy Association Internationale Man Ray, Paris / ©︎ MAN RAY 2015 TRUST / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 G2374

マン・レイ 眠る女(ソラリゼーション) 1929 ゼラチン・シルバー・プリント(後刷) 個人蔵
Photo Marc Domage, Courtesy Association Internationale Man Ray , Paris / ©︎ MAN RAY 2015 TRUST / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 G2374

マン・レイ エロティックにヴェールをまとう(メレット・オッペンハイム) 1933 ゼラチン・シルバー・プリント(後刷) 個人蔵
Photo Marc Domage, Courtesy Association Internationale Man Ray , Paris / ©︎ MAN RAY 2015 TRUST / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 G2374

マン・レイ マン・レイ作のマネキン人形 1938 ゼラチン・シルバー・プリント(後刷) 個人蔵
Photo Marc Domage, Courtesy Association Internationale Man Ray , Paris / ©︎ MAN RAY 2015 TRUST / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 G2374

マン・レイ ジュリエット(作品集『ジュリエットの50の顔』より 1943
ゼラチン・シルバー・プリント(ヴィンテージ) コンタクトシート 個人蔵
Courtesy Association Internationale Man Ray, Paris / ©︎ MAN RAY 2015 TRUST / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 G2374

 アメリカとフランスで多彩に活躍した芸術家、マン・レイ。その展覧会「マン・レイと女性たち」がBunkamura ザ・ミュージアムで開催中だ。

 マン・レイはフィラデルフィア出身。既存の価値の破壊を目指す芸術家であるダダイストを名乗り、ニューヨークで芸術活動を開始したのち、渡仏。パリでダダイスト、シュルレアリストや社交界の人々と交流を深めた。その傍らで肖像・ファッション写真家としても活躍し、ソラリゼーションなどの写真技法を創始。その後、画家・オブジェ作家としての名声も確立することとなる。

 多才ぶりを発揮したマン・レイは、パリで多くの女性たちと出会った。やがて女性という存在が作品制作における重要なテーマとなり、作家と人生の一時期をともにした女性たちは、新しい時代に生きる自由な女性像、あるいは時代の「ミューズ」として、写真をはじめ、マン・レイの様々な作品に登場している。

 本展は、様々な愛と別れ、知的な発見・冒険・遊びを体験しながら、女性たちとくりひろげたマン・レイの作品世界を展覧。芸術家としての道を歩み始めたニューヨーク、シュルレアリストとして創作活動に打ち込んだパリ、戦禍を逃れ移住したハリウッド、そして再びパリへと拠点を移した芸術家の人生の4章構成で、写真を中心に、絵画やオブジェなどを加えた250点を展示している(※全日程、日時予約制)。