EXHIBITIONS

ポーラ美術館コレクション展

モネ、ルノワールからピカソ、シャガールまで

2021.07.09 - 09.05

ピエール・オーギュスト・ルノワール レースの帽子の少女 1891 ポーラ美術館蔵

クロード・モネ 睡蓮 1907 ポーラ美術館蔵

フィンセント・ファン・ゴッホ ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋 1888 ポーラ美術館蔵

アメデオ・モディリアーニ 婦人像(C.D.夫人) 1916頃 ポーラ美術館蔵

 あべのハルカス美術館で、「ポーラ美術館コレクション展 モネ、ルノワールからピカソ、シャガールまで」が開催される。

 2002年、ポーラ美術館は「箱根の自然と美術の共生」のコンセプトのもと、箱根・仙石原に開館。西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、彫刻、東洋陶磁、日本の近現代陶芸、ガラス工芸、化粧道具など多岐にわたるコレクションは、総数は約1万点におよび、その核となる西洋絵画のコレクションは、19世紀フランス印象派の絵画から、ポスト印象派を経て20世紀絵画に至る、西洋の近代美術の展開を体系的にたどる国内でも屈指のコレクションを形成している。

 本展ではポーラ美術館の西洋絵画コレクションより精選した、印象派からエコール・ド・パリの絵画74点を展示。加えて、アール・ヌーヴォーとアール・デコの化粧道具も紹介する。

 主な出展作家は、クロード・モネ、ピエール・オーギュスト・ルノワール、パブロ・ピカソ、マルク・シャガールなど。時代を映すファッショナブルな「女性像」、近代化によって大きく変貌する「パリ」、画家たちが旅先で出会った風景や南仏など重要な制作地をめぐる「旅」の3つのテーマを通して、フランスを舞台に活躍した画家たちに受け継がれていった美意識を浮き彫りにする。