EXHIBITIONS

ミュージアム コレクション特別篇

グローバル化時代の現代美術

──“セタビ”のコレクションで楽しむ世界旅行

2021.07.03 - 08.22

フランチェスコ・クレメンテ 二つの大地 1981

横尾忠則 ロスのお土産 1982 © Tadanori Yokoo

堂本尚郎 Cosmos IIII 1978

榎倉康二 無題 1977

 世田谷美術館が「ミュージアム コレクション特別篇 グローバル化時代の現代美術 ──“セタビ”のコレクションで楽しむ世界旅行」を開催する。

 本展は、2020年夏の東京オリンピック・パラリンピックにあわせ、世田谷美術館のコレクションを紹介する目的として企画されたもの。「グローバル化時代」をキーワードに、1980年代半ばに開館した同館のコレクションでは普段目にする機会の少ない、海外と日本の現代美術の作家たちによる大型作品を中心に展示する。

 世田谷美術館館長の酒井忠康は、「副題に謳ったように『コレクションで楽しむ世界旅行』という形容は、いささか大袈裟ですが、しかし、それぐらいの興味深い展示内容となっているのではないでしょうか(中略)この展覧会を介して創造的な文化・芸術を支える根本的な社会の仕組みが、本来、どうあるべきなのかを考えるきっかけにしてほしいと願っています」とコメントしている。

 出展作家は、ジャン=ミシェル・バスキア、ロバート・ラウシェンバーグ、ディヴィット・ホックニー、フランチェスコ・クレメンテ、横尾忠則、堂本尚郎、榎倉康二ら。