EXHIBITIONS

Soft Territory かかわりのあわい

2021.06.27 - 08.22

河野愛 こともの foreign object 2021

石黒健一 大地 2019 撮影=麥生田兵吾 ※参考作品

井上唯 この土地に生きる 2019 ※参考作品

井上裕加里 marginal woman-境界人- 2019 ※参考作品

小宮太郎 Hole state[portrait] 2020 撮影=麥生田兵吾 ※参考作品

武田梨沙 Playing with yarn #1 2020 撮影=麥生田兵吾 ※参考作品

西川礼華 transparent flow #1 2019 ※参考作品

藤永覚耶 Transit [あいうえお] 2019 撮影=麥生田兵吾 ※参考作品

藤野裕美子 みざかる時点 2020 撮影=麥生田兵吾 ※参考作品

松延総司 Pattern of Dark #1,#2(light and shade) 2019 Courtesy of HAGIWARA PROJECTS, Tokyo Photo by Soshi Matsunobe ※参考作品

薬師川千晴 絵画碑 #20 -絵具の密度と引力- 2018 撮影=麥生田兵吾 ※参考作品

度會保浩 eagburu-shell of the plant 2018 撮影=麥生田兵吾 ※参考作品

 滋賀県立美術館のリニューアル・オープン記念展「Soft Territory かかわりのあわい」が開催中。コロナ禍において大きな変化にさらされている人と人とのかかわり、「コミュニケーション」をテーマとする本展には、同じいまを生きる若手作家12名が参加している。

 12人はそれぞれ、滋賀で生まれ、移住し、あるいは滋賀の地で学生時代を過ごすなど、この土地にゆかりある作家たち。本展では作家全員が、いまを生きる私たちが現在進行形で経験しているテーマに沿って新作を発表する。

 複数作家による新作のインスタレーションのみで構成される展覧会は、かつてベテラン・若手を問わず現代作家の紹介に力を入れていた、滋賀県立美術館の前身・滋賀県立近代美術館の頃を含めても初めてのこと。休館中の試みとして、同館と作家がともに県内の様々な場所に入り込んで展覧会を開催した「アートスポットプロジェクト」を踏まえた今回の展示は、滋賀県立美術館が積極的に地域や作家とかかわる試みを継続していく意思表示でもある。

 新たに生まれ変わった美術館で本展を通じ、いまを生きる多くの人に、自分自身とつながった問題として展覧会を鑑賞してほしいとしている。