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EXHIBITIONS

しりあがりサン北斎サン -クスッと笑えるSHOW TIME!-

2021.06.01 - 06.20, 2021.06.22 - 07.10

しりあがり寿 ちょっと可笑しなほぼ三十六景 青富士 すみだ北斎美術館蔵 ©︎ しりあがり寿(通期展示)

葛飾北斎 冨嶽三十六景 凱風快晴 すみだ北斎美術館蔵(後期展示)

 すみだ北斎美術館は、マンガ家・アーティストのしりあがり寿を迎えた展覧会「しりあがりサン北斎サン -クスッと笑えるSHOW TIME!-」を開催。「東海道五十三次」から版本『椿説弓張月』まで、しりあがり流に葛飾北斎の作品を解釈した、いたずら心と遊び心満載の展覧会。

 しりあがり寿は1958年静岡市生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻を卒業後、食品メーカーでデザイン、広告、商品開発に携わる。85年に単行本『エレキな春』でマンガ家デビュー。94年に独立し、マンガやイラストなどを手がけている。2011年、東日本大震災や原発をテーマにした『あの日からのマンガ』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。14年、紫綬褒章受章。また近年はアーティストとしても活動の幅を広げ、「古典×現代 2020- 時空を超える日本のアート」(国立新美術館、東京、2020)などの展覧会に出展している。

 世のなかの不条理や不合理を、ゆるいタッチで描き出してきたしりあがり。すみだ北斎美術館では2018年に展覧会「ちょっと可笑しなほぼ三十六景 しりあがり寿北斎と戯れる」を開催し、思わず笑ってしまうような、北斎の「冨嶽三十六景」のパロディ作品を発表した。

 本展では、18年制作のパロディ作品「ちょっと可笑しなほぼ三十六景」が再び登場。さらに「青富士」「瑠璃富士」などの新作や、その原案となった同館所蔵の北斎作品ほか約160点を展示する。

※すみだ北斎美術館は6月1日より再開。これに伴い、企画展「しりあがりサン北斎サン -クスッと笑えるSHOW TIME!-」の会期を変更して開催(当初の会期は、前期:4月20日~5月23日、後期:5月25日~6月27日)。最新情報は公式ウェブサイトへ。