EXHIBITIONS
Galleries Curate: RHE
笹本晃、山崎つる子
Take Ninagawaでは、21のギャラリーが参加する「Galleries Curate」の展覧会第1弾を開催。本企画は、オンラインと連動した展示となる。
新型コロナウイルスが蔓延し始めた頃、世界中のコンテンポラリー・アート・ギャラリーは非公式な集まりを開催した。そこでは、グローバル規模の危機が作家やアート界に従事する人々・産業に影響を与えるなかで、いかに新たな課題を乗り切るべきかという議論がなされた。
12のギャラリーで始まったこの集まりは、その後、21のギャラリーへ拡大。「Galleries Curate」として立ち上がり、作家やアート界に従事する人々の結束を表現する手段、また各ギャラリーにおける個別の展示を、動的なかたちでつなぐ対話を促進する試みを行う。
「Galleries Curate: RHE」はこの共同の試みの第一章であり、普遍的かつ、私たちを結びつけてくれるであろうテーマである「水」を主題にした展覧会とウェブサイト。今回はパフォーマンスと彫刻によるインスタレーションで知られる笹本晃と、具体美術協会の創立メンバーのひとりである山崎つる子の2人が出展し、地理的・政治的・経済的・比喩的なかたちで水をテーマとして扱った展示や、パフォーマンス、公的介入のためのプラットフォームとなる。
ギャラリーでの展示とオンラインとの双方において、21のギャラリーとの企画を行う「Galleries Curate」は、従来の白い壁に囲まれた展示空間の内外で、世界中の地域・市場・文化・観客に範囲を広げることを前提に考案された。今回のタイトル「RHE」はギリシャ語で「流れるもの」を意味し、「統一」と「無常」を連想させる言葉。「あらゆる物は流れる(panta rhei) 」という格言がもっとも名高く示す、ヘリクラテス哲学の中心的な概念であり、私たちが水を媒介として物理的かつ比喩的につながっていることを示している。
初開催である「RHE」に続き、「Galleries Curate」は新たな参加者を募り、ギャラリー・作家・鑑賞者との間の関係性を探るグローバル規模の対話に、さらなる章を追加していく。
新型コロナウイルスが蔓延し始めた頃、世界中のコンテンポラリー・アート・ギャラリーは非公式な集まりを開催した。そこでは、グローバル規模の危機が作家やアート界に従事する人々・産業に影響を与えるなかで、いかに新たな課題を乗り切るべきかという議論がなされた。
12のギャラリーで始まったこの集まりは、その後、21のギャラリーへ拡大。「Galleries Curate」として立ち上がり、作家やアート界に従事する人々の結束を表現する手段、また各ギャラリーにおける個別の展示を、動的なかたちでつなぐ対話を促進する試みを行う。
「Galleries Curate: RHE」はこの共同の試みの第一章であり、普遍的かつ、私たちを結びつけてくれるであろうテーマである「水」を主題にした展覧会とウェブサイト。今回はパフォーマンスと彫刻によるインスタレーションで知られる笹本晃と、具体美術協会の創立メンバーのひとりである山崎つる子の2人が出展し、地理的・政治的・経済的・比喩的なかたちで水をテーマとして扱った展示や、パフォーマンス、公的介入のためのプラットフォームとなる。
ギャラリーでの展示とオンラインとの双方において、21のギャラリーとの企画を行う「Galleries Curate」は、従来の白い壁に囲まれた展示空間の内外で、世界中の地域・市場・文化・観客に範囲を広げることを前提に考案された。今回のタイトル「RHE」はギリシャ語で「流れるもの」を意味し、「統一」と「無常」を連想させる言葉。「あらゆる物は流れる(panta rhei) 」という格言がもっとも名高く示す、ヘリクラテス哲学の中心的な概念であり、私たちが水を媒介として物理的かつ比喩的につながっていることを示している。
初開催である「RHE」に続き、「Galleries Curate」は新たな参加者を募り、ギャラリー・作家・鑑賞者との間の関係性を探るグローバル規模の対話に、さらなる章を追加していく。