EXHIBITIONS

企画展「東日本大震災から10年 -あの日からの地震研究-」

2021.03.09 - 04.11

陸前高田市の「奇跡の一本松」(2017年撮影)

 2021年は、日本に甚大な被害をもたらした東日本大震災から10年となる節目の年。国立科学博物館では、災害を風化させないため、本展において当時の被害の状況を振り返るとともに、この10年間で地震調査研究が明らかにしたことや、社会に与えた影響などを紹介する。

 日本館では、日本の地震観測史上最大規模の地震となった東日本大震災(平成23年[2011年]東北地方太平洋沖地震)の概要と被害の状況を振り返る「東北地方太平洋沖地震と東日本大震災」、巨大地震に対する防災・減災の研究のために、この10年間で行われてきた様々な調査や研究の成果の一部を見せる「地震調査研究の貢献」、東北地方を襲った過去の巨大地震をたどる「くり返し起こる地震・津波」、陸域における観測史上最大の地震「明治24年(1891年)濃尾地震」の写真資料を展示する「いつでもどこでも地震は起こる」、そして、被災した博物館などの施設から標本を救い出し修復する「標本レスキュー」や、被災地域の博物館と連携した震災復興事業「震災復興・国立科学博物館コラボミュージアム」について紹介する「国立科学博物館の取り組み」の5章で構成される。

 また地球館の「東日本大震災からの復興と伝承」では、現在までの各地の復興の様子を見ていくとともに、津波被害の伝承についても取り上げ、記録することの重要性を解説する。