UGOのロードモデル vol.0

　アートスペース・新大久保UGOは、路上展示の新企画「UGOのロードモデル」をスタートする。

「UGOのロードモデル」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって展覧会の開催が困難となったいま、新大久保UGOの知られざる魅力である「道」にフォーカス。スペースの前にある約20メートルの私道を生かし、屋外のみで開催できる新しい展覧会を提案する。

　新大久保UGOではこれまでにも、道の所有者の協力を得て、フリーマーケットの開催やパフォーマンス舞台、来場者の憩いの場を設けるなど、道を積極的に使用し活動してきた。

　本企画は、昨今の公共空間のなかで管理者や行政の恣意的な「公共性」の定義が、その空間のなかで可能な行動のコマンドを削減している状況下において、新大久保UGOを「半公半私の道」の実験場として再定義し、作品と路上における行動のコマンドの携わりを観察するための試みでもあるという。

　第0回の開催となる今回は、金色の愛・ユンボのキュレーションのもと、磯村暖、海野林太郎、中尾一平、ぱにぱにぱにぱにともちんぱ、山縣瑠衣、三好彼流らが制作した作品を路上で展示する。