EXHIBITIONS

DOMANI・明日展2021

スペースが生まれる 文化庁新進芸術家海外研修制度の作家たち

大田黒衣美 sun bath 2019

利部志穂 Sunrise Surfer / 逃げ道、目印、道しるべ 2015 撮影=若林勇人(参考作品)

笹川治子 Beautiful Smile 2019(参考作品)

髙木大地 Wanderer 2020

新里明士 luminescent vessel(部分) 2019

春木麻衣子 vision | noisiv 08A 2017 © HARUKI Maiko Courtesy of TARO NASU

山本篤 I 2019-2020

竹村京 Prosaic Verse 2012 撮影=髙橋健治

鬼頭健吾 cartwheel galaxy(savannah) 2020 撮影=木暮伸也

袴田京太朗 アラニス(部分) 2014

 国立新美術館で毎年1月に開催され、文化庁による新進芸術家海外研修制度の成果を発表してきた「DOMANI・明日展」が23回目を迎える。

 パンデミックの状況下で開催が危ぶまれるなか、2020年夏に初の試みとしてオンライン上で行った「DOMANI・明日展 plus online 2020」を経て、再び国立新美術館でのリアルな展示に立ち戻る。

「DOMANI・明日展 2021」のサブタイトル「スペースが生まれる」。東日本大震災から10年を目前に、いまだ記憶に深い被災によって生じた空間/景観の余白と、コロナ禍の「stay home」で体験した時間的余白の経験から、私たちが本当に大事なものを考え直し、次代への扉を開く時期を迎えているとの願いが込められている。

 今回は、過去10年間に各国で研修経験を持った7人の新進作家、大田黒衣美、利部志穂、笹川治子、髙木大地、新里明士、春木麻衣子、山本篤が参加。また、それ以前に海外研修を経て、現在、アートシーンの最前線で活躍する竹村京、鬼頭健吾、袴田京太朗の3人を迎える。