EXHIBITIONS
千葉正也個展
注目を集める若手ペインター、千葉正也の初となる大規模個展が開催される。
千葉は1980年神奈川県生まれ。2005年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。現在、東京・八王子エリアを拠点に活動し、個展をはじめ、国内外の数多くのグループ展に参加。また、武蔵野美術大学や多摩美術大学などで後進の指導にもあたる。
多彩な方法を軽やかに駆使し、斬新な創作を展開する千葉。その絵画制作はまず、紙粘土や木片で人型のオブジェを制作し、寄せ集めた身の回りの品々とともに周到に配置した仮設の風景をつくることから始まる。次に、木、金属、プラスチックなどの質感を精巧に描き分ける卓抜なテクニックで絵画化する。ときに、自作の簡素な木製スタンドに展示することで、絵画と彫刻、二次元と三次元の世界の境界を曖昧化させる。
また自身の顔を、舞台女優やテコンドーの選手などの顔に直接描く「自画像」シリーズなどの絵画表現にとどまらず、写真、映像、インスタレーション、サウンドアート、パフォーマンス、資料展示など様々に手がけている。
本展は、国内外での展覧会を経てアメリカの公立美術館に作品が所蔵されるなど国際的な評価が高まる千葉の、待望の国内美術館での初個展。
古今東西の絵画表現を誠実に継承しつつ、現代美術の枠組みに対して、長い歴史をもつ絵画というメディア通じて揺さぶり動かそうとする大胆不敵なアプローチは、記憶に強く残る鑑賞体験をもたらしてくれるだろう。また会場には、千葉が飼育している亀が登場し、亀の視線から展覧会を楽しむことができる。
千葉は1980年神奈川県生まれ。2005年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。現在、東京・八王子エリアを拠点に活動し、個展をはじめ、国内外の数多くのグループ展に参加。また、武蔵野美術大学や多摩美術大学などで後進の指導にもあたる。
多彩な方法を軽やかに駆使し、斬新な創作を展開する千葉。その絵画制作はまず、紙粘土や木片で人型のオブジェを制作し、寄せ集めた身の回りの品々とともに周到に配置した仮設の風景をつくることから始まる。次に、木、金属、プラスチックなどの質感を精巧に描き分ける卓抜なテクニックで絵画化する。ときに、自作の簡素な木製スタンドに展示することで、絵画と彫刻、二次元と三次元の世界の境界を曖昧化させる。
また自身の顔を、舞台女優やテコンドーの選手などの顔に直接描く「自画像」シリーズなどの絵画表現にとどまらず、写真、映像、インスタレーション、サウンドアート、パフォーマンス、資料展示など様々に手がけている。
本展は、国内外での展覧会を経てアメリカの公立美術館に作品が所蔵されるなど国際的な評価が高まる千葉の、待望の国内美術館での初個展。
古今東西の絵画表現を誠実に継承しつつ、現代美術の枠組みに対して、長い歴史をもつ絵画というメディア通じて揺さぶり動かそうとする大胆不敵なアプローチは、記憶に強く残る鑑賞体験をもたらしてくれるだろう。また会場には、千葉が飼育している亀が登場し、亀の視線から展覧会を楽しむことができる。