EXHIBITIONS
榎忠 個展「RPM-1200」
美術家・榎忠(えのき・ちゅう)の個展「RPM-1200」がANOMALYで開催。1970年代から現在まで、半世紀におよぶ先鋭的な活動を網羅して紹介している。
榎は1944年香川県生まれ。70年の《裸のハプニング》をきっかけに絵画制作から反芸術の活動に転じ、同年に前衛グループ「JAPAN KOBE ZERO」を結成する。70年代末より銃や大砲などを用いたアート作品の制作を開始。76年の「JAPAN KOBE ZERO」解散後も型破りなパフォーマンスを続け、《地球の皮膚を剥ぐ》などの大規模プロジェクト(1990)にも挑む。
2000年代には、一般市民200人あまりが70丁の「銃」(榎の作品)を手に神戸の街を行進する「事件」を演出。かつて山口組の本拠地である神戸でのハプニング《マシンガンの行進》の決行は緊張感に満ちたものだった。
榎の代表作「RPM-1200」をタイトルに冠した本展は、工業部品を手作業で一つひとつ積み上げた同名作品を中心に、「AK-47」「COLT-AR-15」などの銃のシリーズや、弾薬を意味する「パトローネ」のシリーズ、社会主義国時代のハンガリーで行った《半刈りでハンガリーに行く》、さらに榎が70年代以降に開始した活動の資料や記録で構成される。
榎は1944年香川県生まれ。70年の《裸のハプニング》をきっかけに絵画制作から反芸術の活動に転じ、同年に前衛グループ「JAPAN KOBE ZERO」を結成する。70年代末より銃や大砲などを用いたアート作品の制作を開始。76年の「JAPAN KOBE ZERO」解散後も型破りなパフォーマンスを続け、《地球の皮膚を剥ぐ》などの大規模プロジェクト(1990)にも挑む。
2000年代には、一般市民200人あまりが70丁の「銃」(榎の作品)を手に神戸の街を行進する「事件」を演出。かつて山口組の本拠地である神戸でのハプニング《マシンガンの行進》の決行は緊張感に満ちたものだった。
榎の代表作「RPM-1200」をタイトルに冠した本展は、工業部品を手作業で一つひとつ積み上げた同名作品を中心に、「AK-47」「COLT-AR-15」などの銃のシリーズや、弾薬を意味する「パトローネ」のシリーズ、社会主義国時代のハンガリーで行った《半刈りでハンガリーに行く》、さらに榎が70年代以降に開始した活動の資料や記録で構成される。