EXHIBITIONS

ノアの安産祈願展

TAV GALLERY
2020.06.26 - 07.19

メインビジュアル

笹岡由梨子 参考画像

庄島明源 参考画像 Photo by はむぞう

生須芳英 参考画像

村井祐希 参考画像

山縣瑠衣 参考画像

 TAV GALLERYはアフターコロナの時代に向け、新たな秩序の可能性を問う展覧会「ノアの安産祈願」を開催。公的から私的へ、秩序を通して芸術家たちが示すラディカルな意思をひもづける。

 本展はディレクターの佐藤栄祐が、コロナ禍において、現実の空間、あるいは展覧会という形式が、その機能の再考を迫られていると感じたことを契機として企画された。佐藤は、この状況変化への指針として、「均一の秩序から私的な秩序へ」という言葉を掲げ、私的な意思の共有は、公的に機能する行動であったことを、本展という現実の空間を通して示したいという。

 参加作家は、独自の表現手法「絵画軸映像」を通して、人形劇に実写の手や顔を映像内であてはめてストーリーを展開する笹岡由梨子、自分以外の制作者に介在することで、制作主体の構成論理について思考するコンセプチュアル・アーティストの庄島明源と、既存の絵画のあり方を更新し続ける村井祐希(ふたりは今回、共同作品を発表)、時代の最新の空間概念を視覚芸術に落とし込む規格外の表現力を持つ気鋭作家の生須芳英、絵画の遠近法的な空間を基調とし、作品が生成する状況において、主体(自身の身体像)と鑑賞者が流転するような結果を導き出す試みを行う新進気鋭のペインター・山縣瑠衣の5名。

 きたる世界的乱世をノアの方舟に登場する「大洪水」にあてはめ、アフターコロナの時代の芸術家たちによって制作される創造物を、ノアが文明の再建を求め方舟から飛ばし、文明の再建がまだ可能であることをノアに知らせに舞い戻った「鳩(ハト)」に見立てる。