EXHIBITIONS
横山奈美 展 誰もいない
日々の生活のなかで光の当たらないものや、消耗されていくものを絵画に描いてきた横山奈美の個展が名古屋で開催される。
横山は1986年岐阜県生まれ。見向きされないものに焦点を当てた静物画や、ネオンを描いたシリーズなど、すべての「もの」に備わる根源的な存在意義や美しさを提示している。2017年に日産アートアワードオーディエンス賞を受賞。近年の個展に、「アペルト10 横山奈美 LOVEと私のメモリーズ」(金沢21世紀美術館、石川、2019)、「LOVEと私のメモリーズ」(ケンジタキギャラリー、東京、2019)など。
本展では、「いずれ捨てられるもの」を描く油彩「最初の物体」シリーズの大作、ネオン管の光と背後の配線や器具を描く「ネオン」シリーズ、加えて19年より制作を始めた新シリーズ 「Golden objects」を発表する。
新作の「Golden Objects」は、作家自身が様々な場所で手に入れた置物やアクセサリー、金属の部品などの金色のオブジェを、制作や搬入など作業過程で出た木の切れ端の荒い表面上に描いたシリーズ。新作約70点を棚の上に併置し、これまで制作してきた「最初の物体」「ネオン」のシリーズと同様、既存の価値観や意味づけをとらえ直すことを試みる。
さらに木炭のよる新シリーズ 「forever」も発表。草むらに寝そべる少女の連作となる。
なお現在、「開館25周年記念コレクション展 VISION Part 1 『光について / 光をともして』」(豊田市美術館、〜9月22日 ※6月22日~7月17日は全館休館)に出展。豊田市美術館では、美術館収蔵作品《LOVE》ほか、新作の《Cross》や木炭による連作「ラブと私のメモリーズ」も展示されている。
横山は1986年岐阜県生まれ。見向きされないものに焦点を当てた静物画や、ネオンを描いたシリーズなど、すべての「もの」に備わる根源的な存在意義や美しさを提示している。2017年に日産アートアワードオーディエンス賞を受賞。近年の個展に、「アペルト10 横山奈美 LOVEと私のメモリーズ」(金沢21世紀美術館、石川、2019)、「LOVEと私のメモリーズ」(ケンジタキギャラリー、東京、2019)など。
本展では、「いずれ捨てられるもの」を描く油彩「最初の物体」シリーズの大作、ネオン管の光と背後の配線や器具を描く「ネオン」シリーズ、加えて19年より制作を始めた新シリーズ 「Golden objects」を発表する。
新作の「Golden Objects」は、作家自身が様々な場所で手に入れた置物やアクセサリー、金属の部品などの金色のオブジェを、制作や搬入など作業過程で出た木の切れ端の荒い表面上に描いたシリーズ。新作約70点を棚の上に併置し、これまで制作してきた「最初の物体」「ネオン」のシリーズと同様、既存の価値観や意味づけをとらえ直すことを試みる。
さらに木炭のよる新シリーズ 「forever」も発表。草むらに寝そべる少女の連作となる。
なお現在、「開館25周年記念コレクション展 VISION Part 1 『光について / 光をともして』」(豊田市美術館、〜9月22日 ※6月22日~7月17日は全館休館)に出展。豊田市美術館では、美術館収蔵作品《LOVE》ほか、新作の《Cross》や木炭による連作「ラブと私のメモリーズ」も展示されている。