EXHIBITIONS

アーツ千代田 3331特別企画展

アーリー90's トーキョー アートスクアッド

2020.03.18 - 07.26
 アーツ千代田 3331では、特別企画展「アーリー90's トーキョー アートスクアッド」展を開催。本展は、キュレーターに西原珉(にしはら・みん)を迎え、1990年代初頭から後半にかけて東京を中心に活動した若い世代のアーティストたちが、路上やオルタナティヴ・スペースを横断的に駆使し、新たな文化の土壌を再開拓したエネルギッシュなアクションを振り返り、再検証する。

 出品作家は、会田誠、飯田啓子、伊藤敦、岩井成昭、宇治野宗輝大岩オスカール、オクダサトシ、小沢剛、鈴木真梧、曽根裕、竹内やすひろ、中ザワヒデキ、ナカムラクニオ、中村政人八谷和彦、ピーター・ベラーズ、福田美蘭、松蔭浩之、MOJOWORK。インタビュー・資料提供協力者に、アズビー・ブラウン、池内務、神谷幸江、黒澤伸、小山登美夫、シェリン、白石正美、高石由美、林保太、パルコ木下、眞島竜男、米山馨。
 
 会場のひとつ、3331 Gallery(1階104)では、90年代前半に路上にて繰り広げられたゲリラ的なアクションや、90年代東京のメルクマールとなった展覧会に出品された作品や記録写真を再展示。地下1階では、西原が行った関係者へのインタビュー映像や『ザ・ギンブラート』、『新宿少年アート』の記録映像(撮影:八谷和彦)を公開するほか、美術家の中ザワヒデキが自身の保有する当時の貴重な資料の展示と一般からの資料受付を行う「90年代資料室@3331 on progress」も展開。

 当事者を中心とした貴重なアーカイブ資料による展示構成で、まだ未開拓とも言える90年代初頭の東京のアートシーンに焦点を当てる試みである。

※4月7日より休場していた「アーツ千代田 3331特別企画展『アーリー90's トーキョー アートスクアッド』」は、6月8日より展示を再開。また、会期を7月26日まで延長(当初の会期は3月18日〜6月14日)。来場にあたっての注意事項および最新情報は展覧会特設ウェブサイトにて案内。