EXHIBITIONS
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
英国が誇る世界屈指の美の殿堂、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの世界初となる大規模所蔵品展が開催。ルネサンスから19世紀末までの名画61点が一堂に会する。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーは1824年に設立。名品約2300点を収めるコレクションは、王室コレクションを母体とした他のヨーロッパの大型美術館は異なり、市民が市民のためにコレクションを持ち寄って形成されたことに特徴のひとつがある。
13世紀後半から20世紀初頭まで、絵画に特化してヨーロッパの幅広い時代と地域の美術を網羅した「西洋絵画史の教科書」とも言われるコレクションは、その後につくられた北米などの美術館の手本ともなってきた。
同館の作品の多くは常設展示されているため、国外での大規模所蔵品展は開館以来200年に近い歴史で本展が初めての開催。フェルメールの《ヴァージナルの前に座る若い女性》や、レンブラントの《34歳の自画像》などを含む、傑作揃いの出品作すべてが日本初来日となる。
なかでも見どころとなるのは、ゴッホが1888年に制作した《ひまわり》。ゴッホによっての幸福の色である黄色を背景とした同作品は、南仏アルルで描かれたひまわりの絵のうちの1点で、ポール・ゴーガンの寝室を飾るために描かれ、共同生活への忠誠を象徴していたとも考えられている。
会場は、イギリスで設立された西洋美術の美術館というロンドン・ナショナル・ギャラリー最大の特色を念頭に、「イタリア・ルネサンス絵画の収集」「オランダ絵画の黄金時代」「ヴァン・ダイクとイギリス肖像画」「グランド・ツアー」「スペイン絵画の発見」「風景画とピクチャレスク」「イギリスにおける フランス近代美術受容」のテーマで構成。
7つのテーマを通じて、イギリスにおけるヨーロッパ美術の受容、そしてイギリスとヨーロッパ大陸の美術交流の歴史をひも解きながら、西洋絵画史を俯瞰する。なお本展は東京での開催後、大阪の国立国際美術館(11月3日~2021年1月31日)へ巡回予定。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため開幕を延期していた「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」は、会期を6月18日〜10月18日に変更して開催(当初の会期は3月3日〜6月14日)。6月18日~6月21日までを「前売券・招待券限定入場期間」として、会場内の混雑を緩和することで感染予防・拡散防止の取り組みを実施。6月23日以降は、日時指定制での入館を導入。詳細および最新情報は展覧会ウェブサイトにて案内。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーは1824年に設立。名品約2300点を収めるコレクションは、王室コレクションを母体とした他のヨーロッパの大型美術館は異なり、市民が市民のためにコレクションを持ち寄って形成されたことに特徴のひとつがある。
13世紀後半から20世紀初頭まで、絵画に特化してヨーロッパの幅広い時代と地域の美術を網羅した「西洋絵画史の教科書」とも言われるコレクションは、その後につくられた北米などの美術館の手本ともなってきた。
同館の作品の多くは常設展示されているため、国外での大規模所蔵品展は開館以来200年に近い歴史で本展が初めての開催。フェルメールの《ヴァージナルの前に座る若い女性》や、レンブラントの《34歳の自画像》などを含む、傑作揃いの出品作すべてが日本初来日となる。
なかでも見どころとなるのは、ゴッホが1888年に制作した《ひまわり》。ゴッホによっての幸福の色である黄色を背景とした同作品は、南仏アルルで描かれたひまわりの絵のうちの1点で、ポール・ゴーガンの寝室を飾るために描かれ、共同生活への忠誠を象徴していたとも考えられている。
会場は、イギリスで設立された西洋美術の美術館というロンドン・ナショナル・ギャラリー最大の特色を念頭に、「イタリア・ルネサンス絵画の収集」「オランダ絵画の黄金時代」「ヴァン・ダイクとイギリス肖像画」「グランド・ツアー」「スペイン絵画の発見」「風景画とピクチャレスク」「イギリスにおける フランス近代美術受容」のテーマで構成。
7つのテーマを通じて、イギリスにおけるヨーロッパ美術の受容、そしてイギリスとヨーロッパ大陸の美術交流の歴史をひも解きながら、西洋絵画史を俯瞰する。なお本展は東京での開催後、大阪の国立国際美術館(11月3日~2021年1月31日)へ巡回予定。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため開幕を延期していた「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」は、会期を6月18日〜10月18日に変更して開催(当初の会期は3月3日〜6月14日)。6月18日~6月21日までを「前売券・招待券限定入場期間」として、会場内の混雑を緩和することで感染予防・拡散防止の取り組みを実施。6月23日以降は、日時指定制での入館を導入。詳細および最新情報は展覧会ウェブサイトにて案内。