EXHIBITIONS

Media Ambition Tokyo

六本木ヒルズ、渋谷キューズ、東京国立博物館、上野恩賜公園ほか都内各所
2020.02.28 - 03.08, 2020.03.14

メインビジュアル

齋藤精一(Rhizomatiks Architecture) JIKU#04 ROPPONGI 会場=六本木ヒルズ

WOW Emerge 会場=六本木ヒルズ

落合陽一 質量に保存する、制約を与える、有限の存在にする 会場=渋谷キューズ

脇田玲 Moment(horizontal version) 会場=渋谷キューズ

スタジオ・シュヴァルヴェール リトミュス 会場=六本木ヒルズ(鼓動という生命現象を可視化するインスタレーション。向かい合う2人の体験者の心臓リズムに伴い、環状に並んだ柱の光が変化し、生理的現象を他者と共有する。)

竹村眞一+ELP(Earth Literacy Program) SDGsミュージアム “Cathedral of Hope” 会場=六本木ヒルズ(地球と人類の新たなデザインOS。)

OPEN MEALS サイバー和菓子 会場=六本木ヒルズ(気象データをもとに独自のアルゴリズムを開発し、3Dプリンタで生成した実食できる「サイバー和菓子」 。 その日の気象データによって毎日異なるデザイン和菓子を提供する。)

Qosmo x Sansan DSOC The Essence of Serendipity 会場=渋谷キューズ(三方面ディスプレイとハイパーソニックエフェクトで「Face to Face」による出会いの本質を表現した、インタラクティブインスタレーション。広大なネットワーク内から、AIが予測できなかった出会いが切り出される。)

トモトシ photobomber_tomotosi 会場=渋谷キューズ(作者が他者の写真に映り込んだ写真を集めたアカウント。)

三木麻郁 3月11日にしゃぼん玉を吹きながら、歩いて家に帰る 会場=渋谷キューズ(このアクションは2012年から始まった。年に1日、しゃぼん玉で溢れる日がつくれたら。そんな想いで始まったが、現在は過去の震災を語る場として育ち、機能しつつある。きたる3月11日に向け、本作の軌跡を振り返る。

高嶺格 NIMBY(Not In My Back Yard) 会場=渋谷キューズ(遠くのものを近くにあるように見ることのできる望遠鏡の特性を応用し、物理的距離を「心理的距離」に置き換えるために制作された望遠鏡型の映像デバイス。)

小野澤峻 「Movement act 会場=渋谷キューズ(「パフォーマンスは展⽰することができるのか」をテーマに、向かい合うソレノイド同⼠が木造のレール上でキャッチボールを行う。あえて5分に1度失敗する精度に調整し、⾒るたびに異なる結果が引き起こされる。)

 未来を創造するテクノロジーカルチャーの祭典「Media Ambition Tokyo」が、六本木ヒルズ、渋谷キューズ、東京国立博物館、上野恩賜公園ほか都内各所で開催される。

「Media Ambition Tokyo」は、テクノロジーアートを実験的なアプローチで都市実装するリアルショーケース。国内外の様々な分野のイノベーターや企業、イベントが参画し、都内を舞台に、最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、トークショーなどの多彩なプログラムを展開する。

 今年のテーマは「ART & TECH TOKYO」。六本木ヒルズでは、様々な土地で「軸」を探し、その場所の固有性と発展を再認識する齋藤精一(Rhizomatiks Architecture)の作品《JIKU#04 ROPPONGI》や、ビジュアルデザインスタジオ「WOW」が、「アニマ=動きに宿る生命性」を闇のなかで体現する《Emerge》などが展示される。

 いっぽう渋谷キューズでは、落合陽一が、物理的制約のないデータの世界と制約ある質量の世界の越境し、「質量」を思索する作品《質量に保存する、制約を与える、有限の存在にする》を発表。また脇田玲が、ある瞬間の風を可視化した彫刻を、シュルレアリズム的なインスタレーション《Moment(horizontal version)》として再構築する。

 これら第一線で活躍するアーティストに加え、次世代のテックアートシーンを背負う新鋭たちの作品が各会場に集う。

 そのほかの参加作家に、高嶺格、IMGSRC、Qosmo、三浦亜美×板坂諭、小野澤峻、Naotaka Fujii+GRINDER-MAN+evala、会田⻁次郎、三木麻郁、中山祐之介、Wyatt Roy、Amir Zobel、Olga、GengoRaw(石橋友也/新倉健人/吉田⻯二/二口航平/吉田智哉)、トモトシ、Camila DeEz kauriatza、SUZY SULAIMAN、hysteria collective、Fablab 品川(渋谷キューズ)、OPEN MEALS、Chevalvert、竹村眞一、坪倉輝明(六本木ヒルズ)ほか多数。

 未来を見据えて移動や通信、情報を含んだ都市システムのあり方が大きく変化しているいま、都市の未来を創造するテクノロジーの可能性を東京から世界へ提示する「Media Ambition Tokyo」。ジャンルやカテゴリーの枠を超えた自由な実証実験によって、未来を変革するムーブメントを実体化するようなテクノロジーアートの祭典を目指す。

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、一部のイベントが開催中止。詳細は公式ウェブサイトまで。