EXHIBITIONS

映画「この世界の片隅に」~さらにいくつものすずさんのおうち展

2019.11.01 - 2020.03.29

茶の間

すずさんの裁縫風景と茶の間

台所

登場人物衣装

撮影スポット

浦谷監督補画:すずさんのくらしの学校(左:そうじをする、右:洗たくをする) © こうの史代・双葉社/『この世界の片隅に』製作委員会

複製原画

片渕監督収集の制作資料と浦谷監督補のスケッチ

 戦時下の広島・呉に18歳で嫁いだ「すずさん」の日常を丹念に描いた映画『この世界の片隅に』。その世界を体感できる特別展「映画『この世界の片隅に』~さらにいくつものすずさんのおうち展」が昭和のくらし博物館で開催されている。

 映画『この世界の片隅に』(原作:こうの史代、監督・脚本:片渕須直)は、クラウドファンディングをもとに完成し、2016年に公開。昭和20年8月6日、15日を迎え、それでも毎日をひたむきに生きる主人公・すずの姿は多くの共感を集め、第40回日本アカデミー賞をはじめとした数々の賞を受賞。現在、世界60ヶ国以上で上映され、現在、延長版『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が劇場公開されている。

 映画製作にあたり、片渕須直と作画担当の浦谷千恵両監督は、すずがかつて生活した小泉家(現在の昭和のくらし博物館)で当時の暮らしを緻密に調査し、同館での実体験が映画のモデルのひとつともなった。

 本展では、アニメの複製原画や製作ノートなどの貴重な資料とともに、映画に登場する道具を中心とした「すずさんのおうち」を再現して展示。さらに博物館の庭では、井戸の水くみや、洗濯板の使い方などすずさんの生活を体験できるコーナーも設置される。

 会期後半の2月22日には戦時中の体験を語る座談会や、3月7日には片渕監督と昭和のくらし博物館館長の小泉和子による特別対談も開催予定。