MUSEUMS / GALLERIES

昭和のくらし博物館

その他|東京
 昭和のくらし博物館は、1952年建築の庶民住宅を家財道具ごと保存し、そのまま公開する博物館。この住宅を所有する小泉家の長女であり、生活史の研究者でもある小泉和子が個人で立ち上げ、2018年度よりNPO法人が運営している。長年モノと人間の関わりを研究してきた立場から、「いつの時代も最も残りにくく、かつ軽んじられるのは、1番身近なはずの庶民のくらしである」と痛感していたため、この建物を単なる建築の保存・活用と資料収集の場とせず、現在の私たちのくらしを見直す場に、多くの人が関わる文化財活用の新しい試みの場に、また昭和の空間や人のつながりを感じる都市の中の憩いの場に、という思いと信念を持って99年に設立した。昭和の生活文化を研究する展示を開催するほか、衣食住に関連する講座やワークショップ、イベントなども行う。