EXHIBITIONS

ミュシャ展~運命の女たち~

2019.11.23 - 12.25

素描「テレサ・トラプル」 1883

素描「イヴァンチッツェの思い出」 1903

油彩画「エリシュカ」 1932

ポスター「椿姫」 1896

ポスター「スラヴィア保険会社」 1907

写真「自画像」 1898

 現在のチェコ共和国に生まれ、アール・ヌーヴォーの旗手として知られるアルフォンス・ミュシャ。パリで大女優サラ・ベルナールのポスターを描いたことがきっかけで名声を得たミュシャは、華やかな女性像をはじめ、いまも世界の人々を魅了する作品を数多く手がけた。

 サラと知り合ったことで傑作が生み出されたように、ミュシャの作品は女性との交流の影響を少なからず受けており、例えば初恋の人ユリエ・フィアロヴァーの面影を、ミュシャ作品の多くの女性像から見ることができる。

 本展は「運命の女たち」をテーマに、ミュシャの人生を彩った女性たちに注目。ミュシャの生家の近くに住むチマル博士の3代にわたるコレクションから厳選したポスター、装飾パネル、油彩画、素描、水彩画など10代の頃から、パリ時代を経て、祖国に捧げた晩年の作品まで約150点が展示される。