EXHIBITIONS

TOKYO 2021

TODA BUILDING 1F
2019.08.03 - 08.24, 2019.09.14 - 10.20

TODA BUILDING 外壁「2021」

 解体前夜の戸田建設本社ビル(東京・京橋)を舞台に行うアートイベント「TOKYO 2021」。アーティストの藤元明の企画(企画アドバイザー:建築家・永山祐子)による本イベントでは「建築」と「現代美術」の2つの展覧会を開催し、アートと建築の視点から日本都市史を検証するとともに、オリンピック・パラリンピックを終えた2021年以降の東京の未来を展望する。

 建築展では、中山英之と藤村龍至がディレクションを担当。再開発が同時進行される現在の東京を「エリア=島の集合体の都=『島京』」と仮定し、藤村が作成した課題「島京2021」を、公募で集まった建築学生や社会人が実践する。

 そして、若手建築家たちがプロジェクトメンバーとして関わる。浅子佳英、岩瀬諒子、木内俊克、常山未央、中村航、成瀬友梨、西澤徹夫、藤原徹平、連勇太朗、吉村靖孝らだ。参加者の3週間にわたる制作・議論、最終日のゲストを迎えての公開講評討論会の場で提案するまでをリードする。

 いっぽう美術展は、美術家の黒瀬陽平がキュレーション、西澤徹夫が会場を構成。1964年の東京オリンピックと1970年の大阪万博博覧会の前に原爆投下と敗戦があったこと、これから迎える2つの祝祭、東京オリンピック・パラリンピックと大阪万国博覧会を前に、東日本大震災が起きたことに言及し、その歴史を振り返るとともに、反復される「災害」と「祝祭」のなかで生み出された芸術表現の系譜をたどる。

 美術展の出品作家は、会田誠飴屋法水、磯村暖、宇川直宏、大山顕、カオス*ラウンジ、キュンチョメ、今野勉、SIDE CORE、高山明 竹内公太、寺山修司、DOMMUNE、中島晴矢、中谷芙二子、八谷和彦、檜皮一彦、藤元明、HouxoQue、三上晴子、MES、山内祥太、山本圭吾、弓指寛治、渡邉英徳ら。