EXHIBITIONS
ジョシュ・スパーリング「Summertime」
ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、ジョシュ・スパーリングの日本初個展が開催される。
スパーリングは1984年生まれ。シェイプド・キャンバスを支持体とした、遊び心溢れる色鮮やかなスカルプチャー・ペインティングで知られる。
スパーリングの作品は、絵画と彫刻の境界線をぼかした立体感ある形態が特徴。制作方法は、グラフィックデザインのソフトウェアで形状つくる作業から始まり、ハイテク自動ルータ(くり抜き機)を使って合板から完璧なかたちにくり抜く。そこに帯状のキャンバスを張り、表面の色はあえて伝統的な手作業で色つけを行う。手で混ぜられた絵具ならではの独特のニュアンスを好み、その彩りや形状のインスピレーション源は、60〜70年代のミニマリストの絵画、80年代にメンフィス・グループが手がけた作品、20世紀中後期のコミックやカートゥーンなど、美術史からデザイン、ポップカルチャーにまでおよぶ。
本展では2つのスペースを使って展示を構成。1つ目のスペースでは、室内の全垂直面が没入型で拡張的な「スクイグル(くねった線)」からなるインスタレーションで覆われる。そして2つ目のスペースでは、シェイプドとカラー・キャンバスの集合体、コンポジット(複合)パネルを壁面に並べ、バウハウスとおもちゃの家を足して二で割ったような、またモダニスト的、ポストモダン的様式を想起させる空間にするという。
スパーリングは1984年生まれ。シェイプド・キャンバスを支持体とした、遊び心溢れる色鮮やかなスカルプチャー・ペインティングで知られる。
スパーリングの作品は、絵画と彫刻の境界線をぼかした立体感ある形態が特徴。制作方法は、グラフィックデザインのソフトウェアで形状つくる作業から始まり、ハイテク自動ルータ(くり抜き機)を使って合板から完璧なかたちにくり抜く。そこに帯状のキャンバスを張り、表面の色はあえて伝統的な手作業で色つけを行う。手で混ぜられた絵具ならではの独特のニュアンスを好み、その彩りや形状のインスピレーション源は、60〜70年代のミニマリストの絵画、80年代にメンフィス・グループが手がけた作品、20世紀中後期のコミックやカートゥーンなど、美術史からデザイン、ポップカルチャーにまでおよぶ。
本展では2つのスペースを使って展示を構成。1つ目のスペースでは、室内の全垂直面が没入型で拡張的な「スクイグル(くねった線)」からなるインスタレーションで覆われる。そして2つ目のスペースでは、シェイプドとカラー・キャンバスの集合体、コンポジット(複合)パネルを壁面に並べ、バウハウスとおもちゃの家を足して二で割ったような、またモダニスト的、ポストモダン的様式を想起させる空間にするという。