EXHIBITIONS

Vong Co RAHZI(ボン コ ラージ)

2019.06.15 - 08.10

EYE XOX 1996-97 Courtesy of the artist and Blum & Poe, Los Angeles / New York / Tokyo

 日本出身の作家によるグループ展が開催。EY∃(BOREDOMS)をメインアーティストに、その創作活動から影響を受けてきた安野谷昌穂、五木田智央金氏徹平、森千裕のペインティング、ドローイング、映像、立体、サウンド、パフォーマンスなど多様な作品を展開する。

 1980年代、EY∃を中心に結成されたハードコアノイズ・バンド「BOREDOMS(ボアダムス)」。過激な音楽性やパフォーマンスは、その後日本にとどまらず熱烈な人気を誇り、先駆的でひとつのジャンルに収まらない活動、またソニック・ユースやジョン・ゾーンなどミュージシャンなどとのコラボレーションで生み出してきた楽曲群は、大きな影響力を持ち続けている。

 本展は、サブカルチャーの要素を取り入れた実験的試みや、そのような実践を象徴するEY∃に影響された日本人作家たちの系譜をとらえる試み。タイトルの「Vong Co RAHZI(ボンコ ラージ)」は、コラージュの変語である「Co RAHZI」、ベトナムの伝統的音楽を意味する「Vong Co」、実験音楽家の伝説的存在である「ララージ(Laraaji)」、そして英語の掛け声「RAH」といった複数の言葉や名称がコラージュのように組み合わせた、EY∃いわく「ふるびたタイム感」を意図して題している。