EXHIBITIONS

開館20周年記念展 vol.2

四次元を探しに ダリから現代へ

2019.07.13 - 11.24

伊藤桂司 Heisaura Beach 2001-03

柳澤貴彦 Bystander 2018

渡辺えつこ rising 2019 © MasaruYanagiba

トーステン・エベリング perlucidior vitro No.4(ガラスよりも透明なホラティウスの詩より) 2019

青木尊 よその女の子たち 1997-2004頃 はじまりの美術館アーカイブ

江尻潔 手製本:詩集『るゆいつわ』 2015

長谷川さち gray 2008

HIZAKURIGE 二つの空室 2019(Original music)

サカキトモコ 呼吸Ⅰ 2015

角田純 purple and the parble 02 2016

佐藤芙有 時が来たら動きだす島 2015

タカユキオバナ 「ナミはヨミがえる」より― 手振れが描いたお日様の顔 2014

 諸橋近代美術館の開館20周年を記念した展覧会の第2弾では、開館以来初となる現代美術とのコラボレーション展を開催する。

 自著において「すでに現代絵画以降に、勇気あるグループが、全速力で絶対無つまり神秘主義前派的精神状態にとっての条件の縁に突進した」と書き残したサルバドール・ダリ。晩年はDNAや原子物理学に強い関心を抱き、反物質世界の表現への旺盛な探究心を持ち続けた。

 本展は、この言葉を手がかりに生まれた展覧会。ダリの作品をはじめとする同館のコレクションを中心に、11名の現代美術作家とはじまりの美術館の協力を得て募った現代美術作品を同時に提示し、新たな美の領域を探求する。

 出展作家は、ドイツの画家ゲルハルト・リヒターに師事した経験を持つ渡辺えつこ、広告・デザイン業界でアートディレクターとして活躍する伊藤桂司や角田純、海外からはトーステン・エベリング、長谷川さちや栁澤貴彦といった気鋭の若手アーティストのほか、佐藤芙有、サカキトモコ、江尻潔、タカユキオバナ、HIZAKURIGEの11名。また、はじまりの美術館のアーカイブから6名が参加。