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クリスチャン・ボルタンスキー「アニミタスⅡ」

クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス(白) 2017  エスパス ルイ· ヴィトン ミュンヘンでの展示風景 Courtesy of Marian Goodman Gallery and Fondation Louis Vuitton © Adagp, Paris 2019

クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス(ささやきの森) 2016 Courtesy of the Fondation Louis Vuitton © Adagp, Paris 2019

クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス(死せる母たち) 2017 Courtesy of the Fondation Louis Vuitton © Adagp, Paris 2019

 今年2月より国立国際美術館を皮切りにスタートした、日本過去最大規模の回顧展で注目を集めているクリスチャン・ボルタンスキー。国立新美術館での巡回展と同時期に、エスパス ルイ・ヴィトン東京では2つの映像作品を軸とした個展を開催する。

 本展で発表する2つの映像作品《アニミタス(ささやきの森)》と《アニミタス(死せる母たち)》 は、ボルタンスキーの近年におけるもっとも野心的なプロジェクトのひとつ。スペイン語で「小さな魂」を意味する「アニミタス」は、死者を祀る路傍の小さな祭壇へのオマージュとして、人里離れた広野に設置したインスタレーションが原点となっている。

 シリーズ1作目はチリのアタカマ砂漠を舞台に、ボルタンスキーが誕生日に南半球で目にした星空を300個の風鈴によって再現。その後、日本の豊島、ケベックのオルレアン島、そしてイスラエルの死海のほとりに場所を移し、様々に発展しながら、ボルタンスキー個人の歴史とそれぞれの土地の物語をひとつにする試みを行った。

 ギャラリーでの展示となる今回は、日の出から日没までをワンカットで連続撮影した「アニミタス」の映像を、草花の絨毯と組み合わさせて上映。草花は時間と鑑賞者の流れとともに自然と姿を変えていき、ボルタンスキーが言う「星々の音楽と漂う魂の声」を連想させる風鈴の音色が会場内に優しく響き渡る。

 なお本展は、フランスのフォンダシオン ルイ・ヴィトンのコレクションを紹介する「Hors-les-murs」プログラムの一環として開催。エスパス ルイ・ヴィトン ミュンヘンでの展示に続くものとなる。