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EXHIBITIONS

須田一政 追悼写真展「Issei Suda: A Personal Retrospective」

2019.05.24 - 06.15

須田一政 網膜直結指先目カメラ 1991-92

須田一政 わが東京100 深川 1977

須田一政 わが東京100 三ノ輪 1977

須田一政 風姿花伝 1976

 2019年3月、惜しまれながら逝去した写真家の須田一政。1940年東京都に生まれた須田は東京綜合写真専門学校を卒業後、67〜70年まで寺山修司が主催した劇団「天井桟敷」の専属カメラマンとして活躍した。

 97年には写真集『人間の記憶』で第16回土門拳賞を受賞。90年代に自主ギャラリー「平永町橋ギャラリー」を主宰したほか、「須田一政塾」と称するワークショップを実施し、大阪芸術大学写真学科の教授を務めるなど次世代の写真家の育成にも尽力した。

 本展では、須田への追悼の意を込め、禅フォトギャラリー刊行による生前最後の写真集に収録された「網膜直結指先目カメラ」、また「釜ヶ崎」や「わが東京100」「恐山へ」シリーズを公開。そして、ギャラリー・オーナーのマーク・ピアソン所蔵のコレクションより、「風姿花伝」「天井桟敷」「ALBUM」「浮雲」「CUT」など、目にする機会が少ない初期作品から近作までを選りすぐり、回顧展形式で展示する。