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ウソから出た、まこと ―地域を超えていま生まれ出るアート

ポスタービジュアル

北澤潤 サンセルフホテル Photo by Yuji Ito(参考画像)

北澤潤 リビングルーム Photo by Yuji Ito(参考画像)

Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子) 24 OUR TELEVISION 2010 青森公立大学 国際芸術センター青森 © Nadegata Instant Party(参考画像)

Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子) Yellow Cake Street 2011 「Alternating Currents -Japanese Art After March 2011」Perth Institute of Contemporary Arts(PICA), Australia © Nadegata Instant Party(参考画像)

藤浩志 kaekko project 2002 山梨県立美術館(参考画像)

藤浩志 Happy Paradies 2015 金沢21世紀美術館

 十和田市現代美術館が2018年から取り組む「『地域アート』はどこにある? 」プロジェクト。芸術祭や地域の人々との共同によるアートプロジェクトなど、日本各地で展開される多様な表現一つひとつの概念を丁寧にすくい上げ、そこにある課題、可能性をひも解くことを試みる。
 
 本展は同プロジェクトの一環として、地域の人々とともに実験的な活動を続けてきた3組の作家、北澤潤、Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)、藤浩志による新作を、美術館内外で展示する。

 北澤は、自身が活動拠点とするインドネシアの乗り物を持ち込み、来館者に貸し出すプロジェクトを実施。「他国の乗り物」が生活に馴染む日常の揺らぎを体験させるとともに、市民と共同運営していくことで、街を「活性化」する実験としての側面もあわせ持つ。

 アートユニットのNadegata Instant Partyは、公募で集まった一般参加者とともに、VR(ヴァーチャル・リアリティ)体験をテーマにした新作プロジェクトに挑戦。作家も参加者も予想できないような、偶発的に起こっていく出来事から作品をつくり上げる。

 参加者が自発的に動くオペレーション・システムと呼ぶ作品を創出してきた藤は、十和田市現代美術館と協働。自身をモデルにしたある作家の活動を小説化し、思考の痕跡を展示する。

 3名の作家が、芸術の常套手段である虚構、またフィクションを意味する「ウソ」をコミュニティに持ち込み、現実を鮮やかに動かしていく実践に注目したい。