NEWS / EXHIBITION - 2018.4.15

日本でありながら日本でない。
北澤潤がYCCに築く
「NEIGHBOR’S LAND」とは?

昨年度から始まったYCC ヨコハマ創造都市センター独自のアートプログラム「YCC Temporary」の第五弾として、若手美術家 北澤潤による展覧会「YCC Temporary北澤潤『ネイバーズ・ランド』」が開催される。会期は2018年4月27日〜6月10日。

YCC Temporary 北澤潤 「ネイバーズ・ランド」 メインビジュアル

YCC Temporary 北澤潤 「ネイバーズ・ランド」 メインビジュアル

 北澤潤は1988年東京都生まれ。2010年に筑波大学芸術専門学群構成専攻総合造形領域を卒業後、13年からはInstitute of Public Art(IPA)上海の研究員として活動、15年に東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程を修了した。16年には米『フォーブス』誌の「30 Under 30 Asia」に選出されたほか、16年から17年にかけて国際交流基金アジアセンターのフェローシッププログラムでインドネシアに滞在するなど、世界中で精力的に活動をしている。

 「コミュニティ・スペシフィック」をテーマにしている北澤は、自身を代表とするアートプロジェクトオフィス・北澤潤八雲事務所を設立。行政、教育機関、医療機関、企業、商店街、町内会、NPOなどと恊働しながら、国内外各地で人びとの生活に寄り添うアートプロジェクトを企画。日常性に問いを投げかけ、社会に創造的なコミュニティが生まれるきっかけづくりに取り組んでいる。

北澤潤

 そんな国内外をフィールドに活動する北澤を迎え、YCC ヨコハマ創造都市センター独自のアートプログラム「YCC Temporary」の第五弾として、展覧会「YCC Temporary北澤潤 『ネイバーズ・ランド』」が開催される。

 「NEIGHBOR’S LAND」は、北澤が日本と東南アジアなど、海外を行き来する生活の中で感じた個人的な違和感を出発点にしているプロジェクト。現代日本の都市のなかで、国家や文化のはざまを生きる人々との協働を通じ、日常に隣り合いながら存在する多様な「隣人たちの国」を都市空間の内部に構築していき、日本でありながら日本でないどこか、「NEIGHBOR’S LAND」をつくるというものだ。

 このプロジェクトには、10ヶ国を超える横浜在住の外国の人々がプロジェクトメンバー「ネイバーズ」として参加。北澤と「ネイバーズ」が、会場づくりや、会期中の運営やイベント実施を協力して行う。

 会期中は「ネイバーズ」によるモノづくり講座、語学講座、料理教室、各国の飲料・料理販売、物品販売など、様々なイベントが実施予定。イベントスケジュールは決定し次第、特設サイトにて公表される。

 世界のどこにも存在しない「NEIGHBOR’S LAND」がYCCの展示空間に出現し、多様な国の人々や文化に出会えるという貴重な機会だ。