EXHIBITIONS

New Artist Picks

最果タヒ 詩の展示

横浜美術館 アートギャラリー1、Café小倉山、美術情報センター|02.22 - 03.23

展覧会メインビジュアル

 有望な若手アーティストを紹介する横浜美術館の「New Artist Picks(NAP)」シリーズ。2018年度は、鋭い感性をもって言葉による多種多様な表現活動を行う、最果タヒの個展が開催される。

 最果は1986年生まれ。中学生の頃からインターネット上で言葉を発信し、2006年現代詩手帖賞受賞。07年、第一詩集『グッドモーニング』(思潮社)で中原中也賞受賞、14年には詩集『死んでしまう系のぼくらに』(リトルモア)で現代詩花椿賞を受賞した。16年に刊行した詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(リトルモア)は、17年に映画化(監督:石井裕也)。2014年~16年には『Web Designing』誌とのコラボレーションで、詩とデジタル技術を融合させた「詩句ハック」シリーズを発表したほか、17年の清川あさみとの共著『千年後の百人一首』(リトルモア)では、百人一首を詩のかたちで現代語訳することを試みた。最新の詩集に『天国と、とてつもない暇』(小学館、2018)がある。

 詩壇から高い評価を得るいっぽうで、インターネットやSNSを通した活動で、詩に親しむことのなかった層を引き込んで大きな注目を集める最果。近年では美術展への参加や空間を使った言葉の発表を積極的に挑み、ひとつの表現形態に留まらない多彩な展開を見せている。

 美術館での初個展となる本展では、作品と作品を受け取る側が相互作用的に響き合うことを重視する自身の創作を、新作のインスタレーションとして発表する。