EXHIBITIONS

COBRA「THE MUSEUM」

Fig.|02.03 - 03.03

COBRA 「THE MUSEUM」より 2019 © COBRA

 自身の身体を使った行為を軸に、映像や写真、彫刻など様々なメディウムを用いて作品を展開するアーティスト・COBRAの個展が開催される。

 COBRAは東京を拠点に活動。近年の主な個展に「Freeze NY」(Brennan&Griffin 、ニューヨーク、2017)、「Domestic Fantasy」(Art Center Ongoing、東京、2016)。2011年よりアーティスト・ラン・スペース「XYZ collective」のディレクターを務めるほか、各地のギャラリーなどでキュレーションを行う。

 美術史の登場人物や「アートワールド」における諸事万端を自身がコミカルに演じた写真・映像作品や、各地の野外彫刻やパブリックアートを身体で表現した映像作品などを発表してきたCOBRA。これまで一貫して、対象となる事柄の「ふり」をする、または似たような「振る舞い」をすることを探求している。

 「THE MUSEUM」と題した本展は、新作ペインティングを包含した立体作品、映像とサウンドアートなど約10点で構成。金属製のネズミ捕獲器の中に展示されるように配置した立体作品を中心に、「罠」としてのネズミ捕獲器に絵画を収める。全体でいくつもの展示空間を示すように展示される様子は、コミカルさを伴ったCOBRAの従来の表現に加え、よりシニカルなユーモアを含んでいる。

 これらの作品からは、日常的な主題から美術史に至るまでの様々な事象を、観察者、ときに傍観者としての視点をもって作品で提示してきたCOBRAの、新たな展開が見て取れるだろう。