EXHIBITIONS
小倉遊亀と院展の画家たち展
滋賀県立近代美術館所蔵作品による
1898年、岡倉天心によって創立された日本美術院には、横山大観や菱田春草ら後の画壇を代表する画家たちが集い、新たな日本画の創造に挑んだ。同会は経営難の時代を経て、天心が没した後、1914年に大観、安田靫彦、今村紫紅らによって再興。美術院の展覧会(院展)では、小林古径、前田青邨、速水御舟をはじめ、京都の冨田溪仙や大阪の北野恒富など個性豊かな画家たちが意欲作を次々と発表した。
安田に師事した滋賀県大津市出身の小倉遊亀も同じく、院展の先輩たちに感化されながら、自身も後進の育成に力を注いで研鑽を積み、105歳で没するまでひたむきに絵を描き続けた。俵屋宗達を敬愛するいっぽう、マティスやピカソなど西洋の新しい表現にも目を向けた作品は、伝統とモダンさを兼ね備え、明るさと力強さ、気品の高さをもっていまもなお人々を魅了している。
本展では、小倉と日本美術院の画家たちを収集方針に掲げる滋賀県立近代美術館の全面協力のもと、同館が所蔵する名品が集結。小倉芸術の精華と、後世の画家を育んだ日本美術院の俊英たちの活躍をたどる。
安田に師事した滋賀県大津市出身の小倉遊亀も同じく、院展の先輩たちに感化されながら、自身も後進の育成に力を注いで研鑽を積み、105歳で没するまでひたむきに絵を描き続けた。俵屋宗達を敬愛するいっぽう、マティスやピカソなど西洋の新しい表現にも目を向けた作品は、伝統とモダンさを兼ね備え、明るさと力強さ、気品の高さをもっていまもなお人々を魅了している。
本展では、小倉と日本美術院の画家たちを収集方針に掲げる滋賀県立近代美術館の全面協力のもと、同館が所蔵する名品が集結。小倉芸術の精華と、後世の画家を育んだ日本美術院の俊英たちの活躍をたどる。





