EXHIBITIONS

へそまがり日本美術

禅画からヘタウマまで

2019.03.16 - 04.14, 2019.04.16 - 05.12

仙厓義梵 布袋図 紙本墨画 1818 個人蔵

徳川家光 兎図

春叢紹珠 皿回し布袋図

伊藤若冲 福禄寿図 紙本墨画 18世紀後半 個人蔵

長沢蘆雪 郭子儀図(右幅)

 完璧ではない、不恰好なものや不完全なものに心惹かれる「へそまがりな感性」に注目し、もうひとつの日本美術史を俯瞰する初の展覧会。ユーモア溢れる仙厓の禅画から、現代のヘタウママンガまで、「おかしい」「へんてこ」「かわいい」など、従来の美術鑑賞の言葉からはかけ離れて形容されるような、インパクトのある作品が揃う。
 
 また「奇想の画家」として知られる蕭白、蘆雪、若冲、国芳の作品も多数展示。蘆雪の新発見作《菊花子犬図》も含まれる。さらに、西洋絵画における「ヘタウマ」の元祖、ルソーの《フリュマンス・ビッシュの肖像》も登場する。