EXHIBITIONS
原口典之個展
「もの派」「ポストもの派」を代表する作家のひとり・原口典之。77年の「ドクメンタ 6」で日本人作家として初招聘され、鉄製の浴槽に廃油を流し込んだ《オイルプール》で国際的に鮮烈な印象を残した。その後、インスタレーションのほか、自動車のパーツを用いた立体作品、ポリウレタンやハニカムを用いた平面作品など、物質の造形を主題としながら、人間と社会との関係を見つめ、繊細でありながら力強い作品を制作してきた。
物質そのものの美しさと「つくらないこと」を追求しながら、素材が持つ存在感だけに満足せず、場の生成に介入する原口。本展では、木材とポリウレタンを使用した新作「黒い物体」シリーズなどを展示する。
物質そのものの美しさと「つくらないこと」を追求しながら、素材が持つ存在感だけに満足せず、場の生成に介入する原口。本展では、木材とポリウレタンを使用した新作「黒い物体」シリーズなどを展示する。