EXHIBITIONS

インポッシブル・アーキテクチャー

-もうひとつの建築史-

2019.02.02 - 03.24

ウラジミール・タトリン 第三インターナショナル記念塔 1919 コンピューター・グラフィックス 1998 映像制作・監督=長倉威彦/コンピューター・グラフィックス=アンドレ・ザルジッキ、長倉威彦、ダン・ブリック、マーク・シッチ

藤本壮介 ベトンハラ・ウォーターフロント施設 2012 コンピューター・グラフィックス

ヤーコフ・チェルニホフ 『建築ファンタジー 101 のカラー・コンポジション、101 の建築小図』より 1933 書籍 個人蔵

 建築の歴史を振り返ると、あらゆる理由によって完成に至らなかった構想や、あえて提案に留めた刺激的なアイディアが数多く存在する。

 本展は、20世紀以降の国外、国内の未完となった建築(アンビルト)に焦点を当て、それらを仮に「インポッシブル・アーキテクチャー」と称して紹介。約40人の建築家、美術家による「インポッシブル・アーキテクチャー」を、図面、模型、関連資料などを通して読み解き、いまだ見ぬ新たな建築を展望する。

 「インポッシブル」という言葉は、たんなる「不可能」ではなく、逆説的に建築の不可能性に目を向けることで、その可能性や豊穣な潜在力が浮かび上がらせることを意図している。

 主な出品作家に、会田誠、安藤忠雄、アーキグラム、荒川修作+マドリン・ギンズ、ヤーコフ・チェルニホフ、 ヨナ・フリードマン、藤本壮介、マーク・フォスター・ゲージ、ピエール・ジャン・ジルー、ザハ・ハディド・アーキテクツ+設計 JV(日建設計・梓設計・日本設計・オーヴ・アラップ・ アンド・パートナーズ・ジャパン設計共同体)、ジョン・ヘイダック、ハンス・ホライン、石上純也、磯崎新、川喜田煉七郎、菊竹清訓、レム・コールハース、黒川紀章、ダニエル・リベスキンド、前川國男、カジミール・マレーヴィチ、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ ローエ、長倉威彦、コンスタン・ニーヴェンホイス、岡村蚊象(山口文象)、岡本太郎、セド リック・プライス、エットレ・ソットサス、スーパースタジオ、瀧澤眞弓、ウラジーミル・ タトリン、ブルーノ・タウト、ジュゼッペ・テラーニ、山口晃、村田豊ら。