EXHIBITIONS
冨安由真「Making All things Equal / The Sleepwalkers」
現実と非現実の狭間を意識させる絵画とインスタレーション作品を展開するアーティスト・冨安由真。2018年に第21回岡本太郎現代芸術賞特別賞を受賞。同年に北九州市立美術館と資生堂ギャラリーにて2つの個展を開催し、特に資生堂ギャラリーの「第12回 shiseido art egg 冨安由真展」では、観客が最長2時間待ちという長蛇の列を出現させ話題を呼んだ。
科学万能の現代において排除される傾向にある、心霊現象や超能力といった科学で解明できないこと、または説明がつかない現象にあえて目を向けてきた冨安。自らの幼少時の体験や心霊現象を体験した人々の声に耳を傾け、そのイメージを再現した部屋型のインスタレーションの中に様々な仕掛けを組み込むことで、「日常における奇妙な体験」を現実のものとしてかたちにしている。
冨安のインスタレーション作品はお化け屋敷のようなたんなるエンターテイメントではなく、その空間での体験を通して、経済と科学の発展が否定し見落としてきた不確かな存在への新たな扉であり、そのシチュエーションを観客に用意するステージ型インスタレーションでもある。
本展では、このステージ型インスタレーションにアップデートを施した最新版と数点のペインティングを発表。TARO賞や資生堂ギャラリーでの展示に続き、必見の内容となるだろう。
科学万能の現代において排除される傾向にある、心霊現象や超能力といった科学で解明できないこと、または説明がつかない現象にあえて目を向けてきた冨安。自らの幼少時の体験や心霊現象を体験した人々の声に耳を傾け、そのイメージを再現した部屋型のインスタレーションの中に様々な仕掛けを組み込むことで、「日常における奇妙な体験」を現実のものとしてかたちにしている。
冨安のインスタレーション作品はお化け屋敷のようなたんなるエンターテイメントではなく、その空間での体験を通して、経済と科学の発展が否定し見落としてきた不確かな存在への新たな扉であり、そのシチュエーションを観客に用意するステージ型インスタレーションでもある。
本展では、このステージ型インスタレーションにアップデートを施した最新版と数点のペインティングを発表。TARO賞や資生堂ギャラリーでの展示に続き、必見の内容となるだろう。