EXHIBITIONS

うごくとまる

泉太郎 くすぐられる夢を見た気がする(雲が落ちる) パレ・ド・トーキョーでの展示風景 2017 © Taro Izumi Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo

 1950年代、発展するテクノロジーを取り入れることで隆盛を見せ、その後も様々な造形表現へと展開した「キネティックアート(動く芸術)」に焦点を当てた展覧会が開催される。

 人々は太古より、光や風、水といった自然に寄り添いながら、人間の知覚のメカニズムの探求を続け、 想像力を駆使して「うごく」ことと、その対極にある「とまる」ことをテーマに制作を繰り返してきた。キネティックアートの代表的な作家・ジャン・ティンゲリーは、廃材や身近なものを組み合わせ、機械仕掛けで動く大型の作品で話題を集めた。

 本展では、風船のように空気で膨らませたマックス・ストリッヒャーの巨大な立体作品、クローズアップされたプールサイドや水の揺らぎが描いたアドリアナ・ヴァレジョンの絵画など原美術館のコレクションから選りすぐった、ティンゲリー以降のアーティストたちによる多様な表現を紹介。あわせて、泉太郎が2017年のパレ・ド・ト ーキョーでの大個展「Pan」で発表したシリーズ「くすぐられる夢を見た気がする」のうち《雲が落ちる》が初公開される。

 そのほかの参加作家に、草間彌生、大平実、ジャン・ティンゲリー、ジョージ・リッキー、ジョナサン・ボロフスキー、シンディ・シャーマン、束芋、ナム・ジュン・パイク、ピョートル・コワルスキー、ヘスス・ラファエル・ソット、最上壽之、柳幸典、ロバート・ラウシェンバーグなど。