EXHIBITIONS

Rhizomatiks「After Understanding」

2026.09.12 - 10.17
 東京・天王洲のKOTARO NUKAGA 天王洲で、ライゾマティクス(Rhizomatiks)の展覧会「After Understanding」が開催される。会期は9月12日〜10月17日。

 ライゾマティクスは、2006年に設立した東京を拠点に活動する真鍋大度と石橋素によるクリエイティブ・プラクティス。音、映像、空間、システムを横断し、人間と非人間、現実と生成、制御と偶然のあいだに生まれる知覚や経験を探求する。これまでに東京都現代美術館、金沢21世紀美術館、NTTインターコミュニケーション・センター、余杭美術館で展覧会を開催し、作品は金沢21世紀美術館に収蔵されている。

 本展では、回転するステンレスの円盤に、ダイヤモンドの針で一筆書きの線を刻み続けるプロッターを紹介する。会場では、稼働するプロッターの実機と、刻み終えた金属作品を同時に展示。極座標型のプロッターは回転するステンレスの円盤を削り続け、自らが刻んだ跡を読み取り、これから進む先の金属がどれだけ刻まれているかを予測・計測しながら描画を行う。

 この機械に良し悪しの基準や乱数は組み込まれておらず、作動のルール(プログラム)はすべて公開されている。しかし、重なり合う大量の線のなかから「どの線が先に削られたのか」を鑑賞者が視覚的に読み解くことはできない。

 本展は、ルールや仕組みは明示されていても、その結果として起きた事象の全体像を人間が後から理解・解読することができない状況をつくり出す。理解するよりも先に現象が起こり進んでいくプロセスを通し、「人間に残る知性とは何か」を問い直す場を提示する。