EXHIBITIONS

津野青嵐個展「Spilling Body」

2026.08.21 - 09.13
 東京・外苑前のEUKARYOTEで、津野青嵐による個展「Spilling Body」が開催される。会期は8月21日~9月13日。

 津野は1990年長野県生まれ。日本赤十字看護大学を卒業後、精神科病院や「浦河べてるの家」での勤務を経て、東京科学大学大学院修士課程を修了。ファッションデザイン、研究、文筆を横断しながら、思い通りにならない身体との関係をテーマに制作を続ける。2026年には金沢21世紀美術館で個展を開催し、メトロポリタン美術館の特別展にも参加した。

 本展では、津野の活動を象徴するこれまでのドレス作品をはじめ、映像、ドローイング、コラージュ、蜜蝋を用いた版画作品などを展示。精神科での看護や介護の経験、自らの身体との向き合い方を背景に、身体と衣服、物質との関係を探る実践に注目する。

 活動初期から制作を続ける「Out of Body, In Dress」では、人体の輪郭をなぞりながらも身体に沿わない硬質な構造によって、身体と服のあいだに距離を生み出す表現を展開してきた。また、ミツバチが体外へ分泌する蜜蝋の生成過程に着目し、身体を構成していたものが輪郭の外へとこぼれ、別の物質へと変化していく可塑性を作品へ取り入れている。