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版画の魅力 技法の共演

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 武蔵野市立吉祥寺美術館で所蔵作品展「版画の魅力 技法の共演」が開催される。

 本展は、武蔵野市立吉祥寺美術館が2002年の開館以来収集してきた所蔵作品のうち、約1600点にのぼる版画作品を中心に構成される。版画は、もともと文字や図像を複数制作するための情報伝達手段として発達したが、近代以降は独立した芸術表現のひとつとして展開してきた。凸版、凹版、平版、孔版という基本的な分類に加え、木版、銅版、石版(リトグラフ)、シルクスクリーンなど多様な技法があり、それぞれに異なる表現の特性がある。本展では、織田一磨、浜口陽三、一原有徳、南桂子、萩原英雄、清水昭八、沢田哲郎による版画作品を展示し、技法の違いと表現の多様性を紹介する。