くらしに花咲くデザイン ―大正イマジュリィの世界

　アサヒグループ大山崎山荘美術館で「くらしに花咲くデザイン ―大正イマジュリィの世界」が開催される。

　本展では、「イマジュリィ（imagerie）」を本や雑誌の挿画、装幀、絵はがき、ポスターなど大衆的な印刷物や版画の総称としてもちい、大正時代の出版文化の発展を紹介。大衆文化が隆盛した大正時代には、印刷技術の革新を背景に出版文化が発展した。藤島武二、橋口五葉、竹久夢二らが同時代の美術界の動向と並走しながら独自の表現を生みだしていくなかで、やがて杉浦非水をはじめとする多くのグラフィックデザイナーが誕生し、モダンデザインに影響を及ぼした。

　今回の展示では、山田俊幸のコレクション約320点を展覧し、多彩なデザインやイラストレーションを展示する。